春の瀬戸内、海辺のカフェ巡りー2日目ー

 2日目はまず鞆の浦です。古来、潮待ちの港として栄えた鞆の浦の往時の様子をうかがいに訪れました。

 港から坂道を登って行った先にある医王寺の境内に大伴旅人の歌碑がありました。大宰府長官として九州に下ったその地で妻を亡くした旅人が、傷心の思いで都に帰る、その帰途に妻への思いをうたった優れた歌です。

 港の中に有名な鞆の浦のシンボル、常夜燈が見えます。

 その常夜燈のそばに、行きたかったcafeがあったのですが、時間が早すぎてまだ開店前でした。残念!

 先を急いで、いよいよしまなみ海道です。

 二日目の昼食は、カフェでなく、生口島にある「かねよし」というお食事処のあなご飯がどうしても食べたくて、立ち寄りました。

ふっくらとしたアナゴと、やや甘めのたれとの相性が絶妙でした。

 その後、ミカン農家がやってらっしゃるお店で何種類かのみかんを買って、次の目的地である大島へとしまなみ海道を走りました。

 

食堂みつばち

 大島で絶対に行きたかったのが、このカフェ、食堂みつばちです。

 大島はしまなみ海道の中で、四国が目前の大きな島ですが、そこに海を見渡す絶好の場所にこのお店があります。これから咲くであろう桜の木の向こうに、青く塗られたお店の外壁が空と海に映えます。

 お店からはるか遠くに四国の山々(そのうちの一つが石鎚山だそうです)が見えます。

 昼食を済ませてきたので、ケーキプレートを注文しました。手作りのアーモンドケーキとハチミツたっぷりのプリンでおしゃれなティータイムをしました。

 後ろで先客が食べられていたランチはどうやらお魚料理がメインのようで、さぞかし瀬戸内ならではのおいしいお魚だろと、昼食を済ませてきたことをちょっと後悔しました。

 若いご夫婦でこのお店をなさっているようで、間もなく開店三周年を迎えるさくら舎とそんなに変わらない新しいお店です。

 今回はお店の前の桜は咲いていませんでしたが、この桜が咲くと、それは素敵な眺めになるんだろうなと想像してしまいます。

 いろんな違った季節にお邪魔したいお店です。そして、その時にはお魚のランチをいただきたいです。